GENERAL DENTIDTRY入れ歯治療

入れ歯治療について

入れ歯治療について

年齢を重ねるにつれて、歯の健康は私たちの生活の質に大きく影響を与えます。歯を失ってしまった場合、食事や会話に支障をきたし、見た目にも自信を失うことがあります。そんな時に入れ歯治療をおすすめします。

入れ歯(義歯)は、失われた歯の機能を補い、自然な見た目を取り戻すための治療法の一つです。
現在の入れ歯は、技術の進歩により見た目や装着感が向上し、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせた最適なものをご提供できます。

入れ歯治療には 総入れ歯(フルデンチャー) と 部分入れ歯(パーシャルデンチャー) の2種類があり、それぞれの状況に応じた治療方法を選択できます。また、従来の入れ歯だけでなく、インプラントを併用した「インプラントオーバーデンチャー」などの選択肢も増えています。

当クリニックでは、患者さまのお悩みやライフスタイルに合わせた入れ歯治療をご提案し、快適な噛み心地と美しい笑顔を取り戻すお手伝いをいたします。

入れ歯とは

入れ歯という言葉を検索すると、「義歯」という言葉がよく出てきます。厳密には義歯とは、失ってしまった歯を補うために人口で作成した歯の総称です。
歯科では「義歯=入れ歯」と同じ意味のものとして扱うことが多いです。入れ歯は、歯が抜けた部分を補う取り外し可能な人口の装置です。歯の機能を回復させる治療法として一般的で、外科手術を必要としないため、高齢者や慢性疾患を抱えている人でも治療を受けることが可能です。

歯を失った時の治療法

入れ歯

入れ歯

入れ歯とは、失った歯を補うためにお口に入れる取り外し可能な人口の装置です。大きく分けて総入れ歯と部分入れ歯の2種類があります。
すべての歯がない場合には総入れ歯、部分的に欠損した歯には部分入れ歯で対応します。
入れ歯は手術の必要が無く、比較的短期間で製作できることから、インプラントが難しい方でも利用しやすい治療法です。

違和感

異物感があり
食事や会話がしづらい

噛み心地

天然の歯の約20%程度の噛み心地

残っている歯への影響

金属のバネをひっかける歯に
負担がかかる

治療期間

約1~2ヵ月

費用

保険適用可
自費治療も選択可能

入れ歯の費用

ブリッジ

ブリッジ

ブリッジは、歯を失った場合に、残っている歯を土台として人工歯を装着する治療法です。
取り外しが不要で違和感も少なく、しっかりと接着剤でくっつけるので固いものや粘着質の食べ物も食べられるのが特徴です。
自費診療のブリッジなら、自然な見た目のセラミックで治療が可能です。

違和感

ほとんどない

噛み心地

天然の歯の約60%程度の噛み心地

残っている歯への影響

隣接する歯を削る必要がある

治療期間

約半月~1か月

費用

保険適用可
自費治療も選択可能

ブリッジの費用

インプラント

インプラント

インプラントとは、歯が抜けた部分に埋め込む人工歯根です。インプラント体、アバットメント、上部構造(人工歯)の3つのパーツで構成されており、顎の骨(歯槽骨)に埋め込まれます。天然歯に近い噛み心地と審美性を備え、残っている歯への負担も少ないのが特長です。
天然歯と同じような見た目なので、前歯や小臼歯などの目立つ部分の治療にも最適です。

違和感

ほとんどない

噛み心地

天然の歯の約90%程度の噛み心地

残っている歯への影響

ほとんどない

治療期間

約3か月~1年(顎骨の状態による)

費用

自費治療のみ

インプラントの費用

抜けた歯をそのままに放置すると

歯並びや噛み合わせへの影響

歯が抜けたままの状態が長く続くと、歯並びとともに噛み合わせにも不具合が起こるようになります。 汚れがたまりやすくなり、歯周病や虫歯のリスクも上昇する可能性があります。
また、歯だけでなく顎にも過剰な負担がかかり、顎関節症を発症する恐れがあります。 顎関節症になるとカクカクと音が鳴る、口の開閉が困難になるなど、日常生活に支障をきたす症状が現れる可能性があります。

顔貌が変わる

顎の骨が徐々に痩せてしまう為、口元がへこんで見えたり、噛む回数が減ることで、口周りの筋肉が低下して頬が下がり、実際よりも老けて見えることがあります。
歯茎や顎の骨が痩せてしまうと、入れ歯を固定する強度が無くなるため、入れ歯を作成しても入れ歯に痛みを感じる場合もあります。

食べ物がよくかめずに、消化機能も低下する

噛む機能が低下するため、食べ物を細かく噛み砕くことができず、胃や腸に負担がかかり、食物の消化不良が続くと、十分な栄養を吸収ができなくなってしまうため、全身の健康状態も悪くなります。
噛むことによる刺激が少なくなることで脳への血流が減少し、認知症のリスクも高まります。
また、唾液の分泌が不足するため消化の妨げにもなります。

保険適用の入れ歯の種類

入れ歯は保険診療でも作ることができます。但し、使用できる材料が限られているのと、保険の入れ歯は新しく作ってから6か月間は作り直すことができないという保険上のルールがあります。
入れ歯は、失った歯の数により「総入れ歯」と「部分入れ歯」に大きく分けられます。

保険適用の総入れ歯

全ての歯を失ってしまった場合は、総義歯(総入れ歯)を作成します。総入れ歯は固定させるところがありませんので、吸盤の様に粘膜に吸着させて使用します。 そのため、口の中をほとんど被うような形になります。
総入れ歯の種類はいくつかありますが、保険を適用する場合は、人工歯・義歯床(ピンクの部分)ともに、レジン製(プラスチック製)のものとなります。

保険適用の総入れ歯

メリット
  • 保険適用なので、費用を抑えることができる
  • 修理も比較的安価にできる
デメリット
  • しゃべりずらい
  • 外れやすい場合がある
  • 適時調整が必要
  • ご自身で清掃管理しなくてはならない
  • 消耗品の為2年程度で新製が必要になる場合がある

保険適用の部分入れ歯

「部分入れ歯」は、歯が残っている方で、歯を失った部分に装着する入れ歯のことをいいます。保険の部分入れ歯は、レジンというプラスチックの材料からできた床(ピンクの部分)と人工歯と残っている歯に引っ掛ける金属のバネ(クラスプ)からできています。

保険適用の部分入れ歯

メリット
  • 保険適用なので、費用を抑えることができる
  • 治療範囲が広く、ほとんどの症例に使用可能
  • ブリッジ治療をするための健康な歯を削らなくてよい
デメリット
  • しゃべりずらい
  • 外れやすい場合がある
  • 適時調整が必要
  • ご自身で清掃管理しなくてはならない
  • 金属の留め具が目立つ(見た目がよくない)
  • 消耗品の為2年程度で新製が必要になる場合がある

保険適用の入れ歯と自費治療入れ歯の違い

保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いについての違いを以下の表にまとめました。

保険適用の入れ歯 自費治療の入れ歯
①素材 限られる
歯科用プラスチック・金属
自由に選択可能
セラミック・シリコン・チタン・コバルトなど
②見た目 やや劣る 自然な美しさ
③異物感 感じやすい 感じづらい
④作成期間 短期間
2週間~1か月
やや長い
1~2ヵ月
⑤耐久性 低い 高い
⑥費用 低価格 高額
  • ①素材
    保険の入れ歯と自費の入れ歯は素材が違います。保険治療ではレジン製(プラスチック製)以外は使用できません。
    自費で作る入れ歯は、セラミックやシリコン、チタンやコバルトなど、色々な素材の中から自分に合う素材を自由に選ぶことが可能です。
  • ②見た目
    ③異物感
    保険の入れ歯もできる限り患者さんのお口に合うように作製されますが、固いものを噛んだ際に痛みや異物感を感じる場合が自費の入れ歯と比べると多くなります。もちろん、保険の入れ歯だから痛い、噛めないということは決してありませんが、食事中に入れ歯が浮いたり、外れてしまったりというのは保険の入れ歯で起きやすくなります。
    自費の入れ歯は見た目が良く、かみ合わせの違和感の少ない自分に合う入れ歯を作ることができます。
    入れ歯と気づかれない自然な歯の色の入れ歯にしたいという方には自費の入れ歯をおすすめします。
  • ④作成期間
    総入れ歯の場合は1ヵ月ほど、部分入れ歯の場合は2週間から1ヵ月ほどです。
    ただし、完成後に何回かの調整がかかせません。
  • ⑤耐久性
    保険診療で用いるプラスチック素材に比べ、自費治療で用いる素材は金属やセラミックなど固くて強い素材を用いるため、耐久性に優れており、保険の入れ歯に比べて長持ちします。
  • ⑥費用の違い
    保険の入れ歯と自費の入れ歯は費用が異なります。保険の入れ歯では、総入れ歯か部分入れ歯で費用が変わります。さらに部分入れ歯の場合は、作成する歯の数により費用が変わります。
    総入れ歯の場合は、3割負担で¥20,000〜30,000(税込)程度になることが多いです。
    当クリニックで取り扱っている自費治療の入れ歯は、素材や歯の数により違いますが部分入れ歯の場合¥165,000~(税込)になります。

保険適用の入れ歯、自費治療の入れ歯、どちらを選べばいい?

上記のように保険の入れ歯と自費の入れ歯では、素材や費用などさまざまな違いがあります。少しでも費用を抑えて作りたいという方は保険適用の入れ歯を選択されるのがお勧めです。費用がかかっても、見た目が綺麗な入れ歯・違和感を感じない入れ歯を作りたいと考えている方には、自費での入れ歯をご提案させていただきます。一つ注意点といたしまして、保険の入れ歯は作成後、装着した日から 6ヶ月経たないと作り直しは出来ません。入れ歯が合わない場合は調整することになります。
入れ歯を作りたいけれど、違いが分かりづらい、どちらにするか決められないという場合は、当クリニックにご相談ください。

保険適用の入れ歯を
おすすめします

  • 少しでも費用を抑えたい方
  • 短期間で治療したい方
  • 咀嚼機能を満たすことが最優先な方

自費治療の入れ歯を
おすすめします

  • 自然で美しい見た目になりたい方
  • フィット感・噛みやすさを求める方
  • 耐久性が高い入れ歯を作りたい方

自費治療の入れ歯の種類

自費(自由診療)の入れ歯は、素材や設計の自由度が高く、審美性・フィット感・耐久性に優れたものを選べるのが特徴です。以下、代表的な自費の入れ歯の種類についてご紹介します。

①金属床の入れ歯

金属床の入れ歯は、床が金属で出来ている入れ歯のことをいいます。床が金属で薄く作られていますので保険の入れ歯に比べ違和感が少ない入れ歯になります。また、金属は熱伝導性に優れており、食事をした時の熱が伝わりやすく、温度感覚を感じることで美味しく食事をとる事ができます。どのケースにも幅広く対応することができるため、自費の入れ歯の代表格のものとなります。

デメリットとしては、保険の入れ歯と比べて修理が難しいのと、金属アレルギーの原因となる可能性がある点です。

①金属床の入れ歯

②ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーとは金属のバネを一切使用せず、スーパーポリアミドナイロン樹脂という薄くて軽い弾力性のある材質でできた入れ歯のことをいいます。バネ部分も従来の金属のものから歯ぐきと同じピンク色にすることができるため、審美的にも優れた入れ歯となります。
ただし、金属に比べ耐久性に劣るのと、特殊な材質を使用しているため入れ歯の修理が困難であるという欠点もあります。

②ノンクラスプデンチャー

③コンフォートデンチャー(シリコン入れ歯)

コンフォートデンチャーとは、床の一部がシリコンで出来ている入れ歯の事です。柔らかいシリコンがクッションとなり、入れ歯の歯ぐきにかかる圧力を軽減し、噛んだときの痛みをやわらげます。欠点としては、汚れがつきやすいこと・数年するとシリコンが剥がれてしまうケースがあるということです。

コンフォート

③コンフォートデンチャー(シリコン入れ歯)

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、入れ歯を安定させるためインプラントの上に入れ歯を取り付ける治療法です。
特に無歯顎(歯が1本もない)で総入れ歯をお使いの患者様に片顎で2~4本のインプラントを埋入し、その上にアタッチメントというパーツを取り付け、そのパーツに入れ歯をはめて使用します。通常の入れ歯はお口の粘膜にフィットさせて安定をはかりますが、インプラントオーバーデンチャーは固定源をインプラントにすることで入れ歯のよく噛めない、外れやすい、入れ歯が動いて痛いなどの問題を大幅に解消することが期待できます。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーについて

入れ歯の費用

保険適用 総入れ歯 約¥15,000(3割負担)
部分入れ歯 約¥4,000~8,000(3割負担)
自費治療
※残っている歯の
本数によって費用が変わります。
ノンクラスプデンチャー 片顎 ¥165,000~(税込)
コンフォートデンチャー 片顎 ¥275,000~(税込)
金属床 片顎 ¥330,000~(税込)

入れ歯治療の流れ

  • 1

    相談・治療計画
    まずお口の中・お使いの入れ歯がどういう状態かを診査します。十分な診査を行い、入れ歯の料金や特徴などをしっかり説明し、患者様の希望をお伺いし、ご納得していただいたうえで治療を開始します。もちろん、入れ歯の作成前に、虫歯や歯周病、抜歯などの必要な処置についてもご説明させていただきます。
  • 2

    お口の治療
    前回行った診査をもとに、虫歯や歯周病、根管治療など、必要な歯の治療を行います。
    快適な入れ歯を作るうえで、口腔内の状態をきちんと整えることがとても大事です。
  • 3

    大まかな型取り(概形印象採得)
    概形印象採得とは、入れ歯を作成する際に、口の中の大まかな型を取る作業です。個人トレー印象やスタディモデル印象とも呼ばれます。ここで取った型をもとに研究用模型や個人トレーを作成します。研究用模型は触診など口腔内精査の結果と合わせて観察し、入れ歯の設計を検討します。
    個人トレーは、より精密な印象採得を行うために使用されます。概形印象採得は、治療の診断や経過観察、おおよその歯並びを確認するなど、さまざまな目的で行われます。
  • 4

    細かい型取り(精密印象採得)
    お口の動きを細かく把握するための型取りです。精密印象採得とは、入れ歯を作る際に、患者自身の口腔機能運動を反映させて、義歯の床下粘膜面や辺縁形態を決定する作業です。精密印象の精度が高いほど、適合の良い補綴物ができ、歯肉の健康状態を維持することができます。
  • 5

    噛み合わせ位置の決定(咬合採得)
    義歯を噛み合わせた時の3次元的な位置を決める作業をいいます。噛み合わせの高さや位置、唇の張り具合などを決めます。ロウでできた入れ歯を実際にお口に装着し、お顔の状態や噛み具合を見ながら調整を行います。
    この時決定した噛み合わせをもとに、人工歯を並べていきます。
  • 6

    入れ歯の試着(ロウ義歯試適)
    前工程で使用したロウでできた入れ歯に実際に人工歯を並べたものを試着します。
    最終的な歯並びや噛み合わせの状態を確認し、調整を行います。ここで形の決定したロウの入れ歯に合わせて、最終的な入れ歯を作製します。
    なお、蝋義歯は蝋でできているため、強い力で噛んでしまうと壊れてしまうため、注意が必要となります。
  • 7

    完成
    前の工程までロウだった部分を最終的な材料に置きかえ、入れ歯を完成させます。完成した入れ歯を実際にお口に装着していただき、痛みがないか、見た目は問題ないか、気持ち悪い部分はないかなどを確認し、調整を行っていきます。また、入れ歯の使用方法や快適にお使いいただくための注意点についてもお話をします。
  • 8

    調整
    入れ歯は入れて終わりというものではありません。大抵の場合は調整が必要となります。個人差はありますが、2,3回の調整が必要となる場合が多く、人によっては、もっと調整が必要となる場合もあります。
    入れ歯は、基本硬い素材で出来ており、勝手に変形することはないため、歯科クリニックで削って調整を行う必要があります。
  • 9

    定期健診(メインテナンス) 
    時間の経過によって歯ぐきが痩せて、ご使用中の入れ歯に違和感や浮き上がりを感じることがあります。定期的なメインテナンスで、お口の状況に合わせて入れ歯の確認や調整を行い、快適な使い心地を維持します。

入れ歯のお手入れ方法

入れ歯も歯と同じように食べかすが付着します。そのままにしてしまうと、口臭や歯周病の原因になるといわれています。ここでは、入れ歯のお手入れ方法のポイントについてお伝えします。

  • ①洗面器などに水を貼る

    洗面器などに水を貼る

    入れ歯をはずします。落として破損したり、排水溝に流したりしないように、洗面器などを下に置いて水を流し、入れ歯専用のブラシで洗います。歯みがき粉はつけません。研磨剤を含んだ歯磨き粉で磨くと、入れ歯を傷つけ、その傷から菌の繁殖を招く恐れがあります。

  • ②流水下で清掃します

    流水下で清掃します

    義歯用ブラシを使用し清掃していきます。その際、ゴシゴシと力を入れすぎないようにしてください。歯肉などに接する内面を磨きすぎると、すき間が出来る原因になります。汚れが残りやすい部分(クラスプなど)は丁寧に洗ってください。片まひなどがある人は、固定できる吸盤付ブラシを使えば片手で洗えます。

  • ③入れ歯洗浄剤の使用

    入れ歯洗浄剤の使用

    眠る前に洗った場合は水に入れて保管します。3日に1回は入れ歯洗浄剤で除菌しましょう。目に見えない汚れや細菌を取り除くためにも専用の洗浄剤を使用することをオススメしています。熱湯や漂白剤につけたり乾燥させたりするのは、変色や変形のもとになるので避けましょう。

入れ歯 安定剤

入れ歯をお口の中で安定させるために用いるのが入れ歯安定剤です。入れ歯安定剤を使用することにより、痛みを改善できたり、会話がしやすくなるなどのメリットはありますが、入れ歯安定剤を長く使い続けると、噛み合わせが悪くなったりあごの骨がやせたりする場合もあります。入れ歯がぴったり適合していれば安定剤を使う必要はありません。

入れ歯 安定剤

入れ歯 保管方法

入れ歯は乾燥させると変形・ひび割れの原因となります。外したら専用のケースに入れ、水に浸した状態で保管しましょう。
入れ歯は一度、乾燥させてしまうと、素材が劣化して変質・変形することがあります。わずか30分程度でも、乾燥した状態で放置するとお口の中との適合性が低下する場合があります。

また、入れ歯を保管した水は必ず毎日交換するようにしてください。入れ歯を浸けた水は1日で多くの細菌が繁殖しますので、その状態の水につけてしまうと、入れ歯にも細菌が付着して不潔な状態となります。
もう一つの注意点として、水の代わりとして熱湯を使わないようにしてください。入れ歯を消毒しようとして熱湯を使うとプラスチックが変形し、適合性が低下します。

また、ティッシュに包んだままにしていると「ご家族の方に捨てられてしまった」「お子様やペットが破損してしまった」「誤って踏んでしまった」などのトラブルが多いです。紛失や破損の原因になるため、専用のケースにいれておくのが一番安心かと思います。

入れ歯 保管方法